社会保障制度の水準や負担の在り方を第8回調査と比較してみると、日本では、「できるだけ、今後、税や保険料の負担を増やさないようにするためには、社会保障制度の現在の水準が下がってもやむを得ない」(第8回19.5%→第9回10.6%)の割合が減少し、「たとえ、今後、税や保険料の負担を増やすこととなっても、社会保障制度の現在の水準はできるだけ維持すべき」(第8回36.7%→第9回41.3%)の割合が、やや増加している。また、日本は欧米3か国と比較して、「たとえ、今後、税や保険料の負担を増やすこととなっても、社会保障制度の現在の水準は向上させるべき」の割合が低い傾向にある。