企業報告全体の高度化を実現するための重要な課題については、2022年と比較すると、「統合的思考をより意識した経営」と「サステナビリティ課題に関する情報と財務情報との一層の関連付け」の2つに回答が集中し、ともに3割を超えています。2023年6月末までにIFRSサステナビリティ開示基準の好評を予定しているIFRS財団も、国際会計基準審議会(IASB)と国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が求める報告の結合性(connectivity)を重視し、統合的思考と統合報告の実践を推奨しています。その結果、企業価値にどのように影響するのかを分析し、管理することが、今後一層求められると想定されます。